法律相談というのは、弁護士や司法書士などの法律の専門家に、法的な紛争などについてアドバイスを受けるものです。内容は法的な紛争であれば何でもよく、たとえば、刑事事件であれば被害者や加害者となった場合に示談交渉や手続きなどについてアドバイスを受けますし、家事事件では離婚や親権争い、相続などがこれに該当します。民事事件はさらに広範囲で、破産や再生などの債務整理に関する相談や、土地の境界争い、滞納家賃や貸付金の回収、損害賠償請求など様々なものがあります。
もちろん、相談だけで終わることも可能ですし、そのまま手続きの代行を依頼するケースも少なくありません。基本的に、法的な紛争は裁判所を挟むことが多く、知識のない人には難しいものばかりですので、裁判所に訴えを起こすケースでは、ほとんどの人が解決方法のアドバイスを受けた後、その手続きの代行を依頼する流れになります。相談を受けるには、法律事務所に事前に予約を入れて事務所に行くというのが一般的ですが、時々公民館などの施設で無料法律相談会を開催していることがあり、この場合には事前に予約をしておく人と、当日直接相談に行く人がいます。もちろん、優先的に予約者が相談しますが、運が良ければすぐに話を聞いてもらえます。
法律相談というと、なんだか裁判やトラブルを連想する方が多いかもしれませんが、あくまでも法律に則って皆さんの生活を守るため、必要な知識をお貸しするにすぎません。たとえば、大切なご家族が無くなられた場合、現実問題としていつまでも悲しみに暮れてはいられません。すぐに、今後の自分の生活について考えなければならないからです。そして相続問題になります。もし、財産があるなら多くもらいたいと思うのは仕方ないことです。人間の性と思うしかないですね。相続の手続きは複雑です。まずは、誰が引き継ぐかという相続登録というのが第一歩だそうです。簡単な流れだけでも知っておくといいかもしれません。